主演舞台「金閣寺」顔合わせ会見!
柳楽優弥主演舞台「金閣寺」の顔合わせ会見が2/25(火)行われ、柳楽が出席した。
同作は、生来の吃音から疎外感に悩まされ育ち、「生とは何か」「美とは何か」と自問する主人公・溝口(柳楽)と、下肢に障害を抱えながらも不敵に溝口を挑発する柏木(水橋研二)、また溝口と寺の同朋・鶴川(水田航生さん)の苦悩を描いた三島由紀夫氏の不朽の名作の舞台化。
2011年に演出家・宮本亜門氏が芸術監督を務めるKAAT神奈川芸術劇場のこけら落し公演として上演され、その後、ニューヨーク最大の舞台芸術の祭典「リンカーンセンター・フェスティバル」の正式招待作品として公演。
そして、2014年春、あらたな息吹とともに舞台「金閣寺」の幕が開く!
この日はキャスト・スタッフが勢ぞろいしての顔合わせが行われ、緊張感が漂う中、柳楽は、「内界と外界との間にある扉の鍵が錆びついてしまって開かないところから、最後の生きようとなるまでの溝口の心の変化を僕なりに全力で演じたいと思います。」と力強くコメント。
出演にあたり、禅寺である京都の宝泉寺へ行き、修行体験を行ったという柳楽。「太極拳や座禅を組んだりしました。また、和尚さんの前で粥座(しゅくざ・お粥の朝食を頂くこと)をしたのですが、音を絶対に立ててはいけない状況が初めてだったので緊張しました。所作も学ぶことができ、とても良い経験になったので、役に活かしたいと思います。」と振り返った。
また、初舞台の『海辺のカフカ』で蜷川幸雄氏、そして同作で宮本亜門氏と、錚々たる演出家、そして話題作に立て続けに出演となる柳楽だが、「宮本亜門さんを信頼して挑んでいきたいという気持ちでいっぱいです。まだ稽古をしていないので分からないのですが、今まで受けたインタビューでライターの方から“亜門さんは優しいですよ”という言葉を何度か聞いたので、優しい方なんだという印象です。」と話した。
さらに、今まで出演してきた映画やドラマでの演技と、舞台との違いについて質問され、「声です。映画などでも声が小さいと言われるので、発声方法に気を付けて、舞台でしっかりと自信をつけたい思っています。」と意気込みを語った。
最後に、「新しい溝口が生まれるように全力で挑みたいと思います。ぜひ劇場に来てください!」とコメントし会見は終了。
その後、作品に対するディスカッション、さらに本読みが行われた。
舞台「金閣寺」は2014年4月5日(土)~19日(土)まで赤坂ACTシアターにて上演。
ぜひ劇場でご覧ください。