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映画「ターコイズの空の下で」先行プレミア上映会!

柳楽優弥主演映画「ターコイズの空の下で」の先行プレミア上映会が2/19(金)新宿ピカデリーで行われ、サヘル・ローズさん、 KENTARO監督と共に柳楽が登壇した。

同作は、裕福な家庭に育ち、自堕落な暮らしを送る青年が、ひょんなことからモンゴル人の馬泥棒を相棒に、終戦後に生き別れとなった祖父の娘を探しにモンゴルを旅するロードムービー。
俳優として活躍する一方、音楽・ファッション・アート業界でPVやドキュメンタリーの制作を手掛けるなど映像作家としてキャリアを重ねてきたパリ在住のアーティスト・KENTARO監督のもと2018年にモンゴルで撮影された同作は、日本公開に先立ってオープニング・フィルムとしてワールド・プレミア上映された「第68回マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭」で、FIPRESCI賞(国際映画批評家連盟賞)と観客賞にあたる才能賞をダブル受賞する快挙を果たした。

上映前に行われた舞台挨拶にて柳楽は、「本日はありがとうございます。こうして公開できることがとても嬉しいです。こういう時期にロードムービーを観て、ほっこりしてもらいたいなと思っています。よろしくお願いします。」と挨拶。

海外合作映画で初主演を務めたことについて、「チーフマネージャーに“数週間後にモンゴル行くのはどうですか?”と言われまして(笑)。フランスとモンゴルと日本の合作映画というところにすごく惹かれましたし、KENTARO監督ともお会いしたことがなかったので、どういう演出をされるんだろう?という興味があって参加させていただきました。本当に最高でした。」と振り返った。

撮影ではモンゴルに3週間滞在したといい、「モンゴルでは監督と一緒にゲル生活をしていました。ネズミがカップ麺を食べてしまったこともありましたが(笑)、満点の星空で何も文句なし!という感じでした。」と笑いを誘った。

来週2/26(金)に公開初日を迎えるが、改めて今の心境は?と問われ、「映画が公開される喜びもありますが、監督と会えたことが、僕の中でとても大きなことでした。これからもお話を聞いたりしたいですし、いろいろなアドバイスをしてくださる方なので、僕にとって大切な出会いだったなと思います。多くの方に観ていただきたいです。」と語った。

また、KENTARO監督の印象を聞かれ、「“こういう映画がイメージなんだよ”とか、引き出しがいっぱいあるので本当に勉強になりました。」と振り返ると共に、「監督から“コマーシャルみたいな演技はいやだ”と言われて、即興で、“カメラの横から動いて。こういうことを喋ってみて”みたいな演出が多かったのですが、僕のデビュー作の是枝(裕和)監督の映画もそういう演出だったので、すごく居心地が良かったです。キャラクターっぽい役柄が続いた時期だったので、“自分らしく現場にいていいんだ”ということを改めて気づかされたような感覚でした。」と語った。

続いて、同作の撮影を通して自身に変化はあったか?という質問に、「主人公は物質的・経済的な豊かさを持っているのですが、旅やいろいろな人との出会いによって、精神的な豊かさの大切さを学びます。僕も主人公を通してその大切さを学びました。また、改めて2020年は自分と向き合っていく年だったので、人との出会いや旅から(精神的な豊かさを)一つずつ見つけていくことによって、新しい自分らしさを構築していく時期なのかなと思います。」と答えた。

最後に、「ロードムービーなので、シンプルに楽しんで観ていただきたいなと思っています。旅行はしづらい時期ではありますが、『ターコイズの空の下で』を観てトリップ感を味わっていただけたら嬉しいです。ありがとうございました。」とメッセージを送った。

映画「ターコイズの空の下で」は、2021年2月26日(金)新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー。
ぜひご期待ください!

【ストーリー】
大企業の経営者・三郎(麿赤兒)を祖父に持ち、贅沢三昧で自堕落な暮らしを送るタケシ(柳楽優弥)。ある日、三郎の所有する競走馬を盗んだ罪で、モンゴル人の男アムラ(バルジンヤム)が逮捕される。第二次世界大戦終了時、モンゴルで捕虜生活を送った三郎には、現地の女性との間に生き別れとなった娘がいた。アムラとの出会いをきっかけに、三郎は行方の分からぬ娘を探すため、タケシをモンゴルへと送り出す。果てしなく広がるターコイズ色の空の下、言葉も通じず、価値観も異なるタケシとアムラの旅が始まった―。

(敬称略)