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主演舞台「金閣寺」初日開幕直前会見!

柳楽優弥主演舞台「金閣寺」の初日開幕直前会見が、4/4(金)赤坂ACTシアターにて行われ、演出の宮本亜門さん、共演者らと共に柳楽が出席し た。

同作は、日本文学の金字塔・三島由紀夫の不朽の名作であり、2011年に宮本亜門が芸術監督を務めるKAAT神奈川芸術劇場の柿落し公演として魂を込 めて創作した傑作。現代に通じる若者の苦悩を描きだし、あらゆる世代に共鳴し、“リンカーンセンター・フェスティバル2011”に正式招待される 程に絶大な支持を得た作品である。

生来の吃音から疎外感に悩まされ育った主人公・溝口(柳楽)、下肢に障害を抱えながらも不敵に溝口を挑発する柏木(水橋研二)、そして溝口と は寺の同朋で明るさの裏で自死を選ぶ鶴川(水田航生さん)を通して、それぞれの若者の苦悩を見事に描き出していく物語。

会見にて柳楽は、「溝口という役はとても難しいですが、亜門さんに指導して頂きながら、役に近づけてきました。稽古に入る前は吃音症というこ とをすごく意識していましたが、稽古に入ってからは溝口の内面や感情を大事にしないといけないと強く感じました。」とコメント。

さらに、出演にあたり禅寺である京都の宝泉寺へ行き、修行体験を行ったことについて、「僕と同じ日に入山した男性の方がいらっしゃって、信じ られないかもしれませんが、その方が鶴川みたいだったんです。その出会いで感じた気持ちを、水田さん演じる鶴川に重ねることができたので、良 かったなと思います。修行では、座禅25分×3セットなど、修行を行いました。」と役に生かされる経験をしたことを明かした。

役作りのため坊主にしたことに対する周囲の反応については、「家族からは芝生みたいって言われました(笑)。僕としてははすごく楽な髪型なの で、このままでいたいのですが、『そうしたら他の役が出来なくなるでしょ』とも言われました。」と話し、会場を和ませていた。

最後に、「周りの方に支えられながらではありますが、僕の代表作にするという気持ちで明日から挑みたいと思います。よろしくお願いします。」 と意気込みを語り、会見は終了。
その後、公開稽古が行われた。

主演舞台「金閣寺」は、4/5(土)~20(日)まで、赤坂ACTシアターにて上演。
ぜひ劇場でご覧ください。