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アニバーサリーブック「やぎら本」リモート会見!

柳楽優弥の30歳を記念して制作されたアニバーサリーブック「やぎら本」が9/20(日)発売。同日、リモート会見が行われた。

アニバーサリーブック「やぎら本」は、今年2020年に人生の節目とも言える30歳を迎えるということから、これまでの自身の俳優人生やプライベートな歴史に迫り、役者の顔だけではない等身大のありのままの素顔に密着した一冊。
収録されるコンテンツは、本人ゆかりの地の数々で撮影された写真(プライベートでも度々訪れる台湾、留学先のニューヨークで撮り下ろしされた写真や生まれ故郷・東大和市での撮り下ろし)や、ピュアで自然体な姿が印象的な“恋人目線”の撮り下ろし、30歳の誕生日当日に撮り下ろしされたバースデーカットなど、これまであまり見られることのなかった役者としての表情とは異なる“誰も知らない”柳楽優弥 をまるごと詰め込んだ等身大の魅力が凝縮された見応え十分な内容となっている。
その他、ここでしか語られない貴重なパーソナルインタビューや、是枝裕和監督、クエンティン・タランティーノ監督など豪華ゲストを迎えた対談インタビュー企画など、30歳という節目の年を記念するに相応しい本書ならではの特別コンテンツが多数収録されている。

会見にて、「昔から30歳というのを大きな節目として捉えていたので、このタイミングでアニバーサリーブックを出すことができてとても嬉しいです。」と現在の心境を語った柳楽。

制作されるきっかけについて、「20代後半に出したいと思っていて、スタッフの方も“出しましょう”という雰囲気でいてくれたので、そこから始まりました。それからは物事が上手く運んでいった感じです。」と話した。

構想から約2年、撮影は約1年半前からスタートした。特に思い出に残っていることを聞かれ、「全部印象に残っているのですが、ニューヨークで短期留学していた時にTAKAYさんに撮り下ろしていただいたのはとても貴重だと思いました。その時、本を出すことは完全に決まっていなかったので、企画の段階でTAKAYさんが面白がってくれてありがたいと思いましたし、29歳の時にしか撮れない写真だと思います。あとは台湾。台湾がとても好きなのですが、そこで小籠包を食べたりしてとても楽しかったです。」と振り返った。

さらに、表紙カットなどでも使用されている台湾での撮影について、「気候がいい時期に行くことができました。色や町並みが派手で、そこが僕に合うとカメラマンさんに言っていただいて、盛り上がりながらたくさん写真を撮りました。」と話すと共に、「今回の「やぎら本」には、今まであまり見せたことがなかった僕の普段の一面が出るといいなと思って撮影の現場に行っていたので、すごいことを意識したというよりはわりとナチュラルな雰囲気の中、撮っていただけたと思っています。」と語った。

撮りおろし写真の他に、是枝裕和監督、クエンティン・タランティーノ監督、さらにドラマ「ゆとりですがなにか」で共演した松坂桃李さんと岡田将生との対談企画も充実している。柳楽は、「是枝監督は僕のデビュー作の監督で、自分の運命が大きく変わった作品でした。その時の話だったり、これまでを振り返った話、これからどういう気持ちで俳優をやっていけばいいのかといった、過去と未来についてここまで時間をいただいて話したことがなかったので、ぜひ映画ファンの方にも見ていただきたいです。この機会に主演俳優に求めるものを聞こうと思って、是枝監督、タランティーノ監督に聞かせていただき、とても貴重な回答をいただけたので、そういったところも楽しんでいただきたいです。また、タランティーノ監督に関しては、奇跡的にお会いすることができてとても感動しましたし、僕の質問に対してとても丁寧にマシンガントークで語ってくださいました。タランティーノ監督に聞いた主演俳優に求めるものっていうのもぜひ楽しみにしていただきたいです。」と話した。

さらに、「タランティーノ監督は、僕が映画『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭の主演男優賞をいただいた時に審査委員長をされた方。その時のこともお話ししてくださいました。どういう気持ちで選んでいただいたかや、『Nobody Knows』(『誰も知らない』英題)のBoyだと盛り上がってくださっていたと言われていて、それは聞かないと分からないことですので貴重でしたし、今回の対談ですっきりしたことが多かった気がします。」と語った。

その後、裏表紙にもなっている森栄喜さんとの撮影を振り返り、「気が付いたらベットで脱いでました(笑)。森さんの誘導がお上手で、“じゃあ、カーディガン脱いでみようか”ってサラッと言って撮って、“じゃあ、Tシャツ脱いでみようか”って言って撮って、気づいたら脱いでるじゃんって(笑)。芝居でライトな濡れ場は今までにもありましたが、セクシーシーンは今まであまりなくて。でも僕も裸で寝ますからね。ナチュラルに誘導されて、とてもナチュラルな表情を撮っていただけたので、新しい一面を楽しんでいただきたいです!」とPRした。

お気に入りカットの話題となり、ドーナツを食べているカットをセレクトし、「森さんとの撮影はドーナツを食べているところから始まりました。食べているところは今までもあったかもしれませんが、(次のページをめくりながら)“あれ?カーディガンがなくなったぞ”って気付いて、次は脱がされているところにいきます(笑)。自然に誘導されました。」と笑顔。

もう1枚のお気に入りカットとしてニューヨークで夕暮れ時に撮影した写真を選び、「コニーアイランドで撮影しました。ポスターにしたくなるような素敵な写真をいっぱい撮っていただいてとても嬉しいです。」と話した。

会見後にはファンの方とのオンライン交流イベントが控えており、「超楽しみです。ファンの方と会うのが超好きで、“超”ばっかり言ってますが(笑)。これだけ“超”って言っているくらい好きなんです。こういうご時世の中で皆さんと会える方法として“ウェブを通して会う”っていうのが新しいと思いますし、思いっきり楽しみたいと思います。」と笑顔で語った。

最後に今後の抱負を、「やりたいことがいっぱいあって、本でも言っていますが俳優としての目標が9割以上。多くある中の1つを挙げるのであれば、三大映画祭にもう一度行きたい。そうなった時のコンプリート感を体験したいです。それがいつになるか分かりませんが、30代も引き続きその目標に向って一歩ずつ頑張っていきたいです。」と力を込めると共に、「映画『寝ても覚めても』の濱口竜介監督、あと今泉力哉監督がとても好きで、おふたりとお仕事がしたいです。恋愛要素のある作品も30代になったらできるかなと思っていて、ぜひお願いします。」と挑戦してみたい作品についても語った。

その後行われたオンラインイベントでは、ファンの方からの質問に応えたほか、生電話で直接話すコーナーなども実施され、ファンの方々との交流を楽しんだ。

アニバーサリーブック「やぎら本」は現在発売中。
ぜひご覧ください!

☆「やぎら本」公式サイト