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主演映画「最後の命」完成披露試写会!

柳楽優弥主演映画「最後の命」の完成披露試写会が、10/31(金)スペースFS汐留にて行われ、監督・キャストと共に柳楽が登壇した。

同作は、「第133回芥川龍之介賞」受賞後、アメリカで「デイヴィッド・クディス賞」を日本人として初受賞したほか、ウォール・ストリートジャーナルが選出する「年間ベスト10ミステリー」に二年選出されるなど、世界で注目を集める作家・中村文則氏の初の映像化作品。

今年10月に開催、若手の監督、プロデューサー、俳優を発掘・紹介することを目的に掲げ、普遍的なテーマを扱った作品を選定する「ニューヨーク・チェルシー映画祭」では、日本人初となる最優秀脚本賞受賞という快挙を成し遂げている。

幼少期に犯罪に巻き込まれた明瀬桂人(柳楽)と冴木裕一(矢野聖人さん)。大人になった桂人は記憶に苛まれ、人と肌を重ねる事に穢れを感じるようになっていた。

最低限の人との関わりの中で生きる彼の元に、ある日、冴木から高校を卒業して以来の連絡が届く。そして、二人が再会した夜、桂人の部屋で顔見知りの女性が殺されるという殺人事件が発生。桂人は取り調べのなかで、冴木が指名手配中の容疑者であることを知る。
穏やかな高校生活を送っていた様に見えた、あの頃の桂人、冴木、そして恋人の香里(比留川游)。
一つの殺人事件によって、心の奥に隠してきた歪んだ彼らの人生が炙り出され、ラストに明かされる衝撃の真実。
“最後の命”この言葉が意味するものとは。絶望の果てで生きる希望は見付けられるのか―。

舞台挨拶にて柳楽は、「松本准平監督からお手紙をいただいて、何度か文通のやりとりがありました。以前に出した原案の小説を監督が読んでくださっていて、“桂人と似たところがあると思うので一度食事に行きたいです。”というような内容でした。」とオファーの経緯を話すと、監督が、“原作を読んだ時から(柳楽に)頼むしかないと思ったので手紙を書きました。”とコメント。その言葉に柳楽は、「ありがとうございます。」と感謝の気持ちを述べた。

また、撮影現場の雰囲気について、「作品もですが、和気あいあいとした雰囲気ではなく、終わってから打ち上げなどで“話したかったんだよ!”とすごく盛り上がりしました。現場ではみんな暗くて、でもそうであるべきだと認識していたからだと思います。」と振り返った。

同作に登場する若者たちは、幼少期の強烈な経験が大人になっても影響を及ぼすというストーリーにちなみ、幼少期時代の印象的な経験やエピソードを聞かれ、「放っておくと眉毛が繋がるのですが、中学生の頃、“眉毛剃りな。繋がっちゃダメだよ”と女の子から言われた時はショックでした。いまだに覚えています(笑)。」と答えると、会場が笑いに包まれた。

そして最後に、「長い真っ暗なトンネルの出口を3人が必死に探しながら生きていて、クライマックスになるにつれて光が見えてきた姿をあたたかく見守っていただけたら嬉しく思います。本日はありがとうございました。」とメッセージを送り舞台挨拶を締めくくった。

映画「最後の命」は、11/8(土)より新宿バルト9他、全国ロードショー。
ぜひ劇場でご覧ください!